ぱらでぃんのFX自動売買ぶろぐ

株式投資歴15年、FX歴5年の怠け者サラリーマン投資家がどうにかして楽に副収入を得るための検証ブログ。生涯収支140万円のプラス!!・・・だったんですが2020年コロナショックで相次ぐ口座破綻により生涯微益になりました(笑)

【FX初心者】日本人トレーダーは9割が負ける!?FX業者にカモられるカラクリ《後編》

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どうも、ぱらでぃんです。

 

早速前回の続きですが、軽くおさらいすると・・・

 

FX業者が顧客から注文を受け付ける方式は2種類あり、DD方式(B-book)とNDD方式(A-book)と呼ばれます。

DD方式(B-book)は業者が注文を受けてもインターバンク市場には流さず、注文をのみ込んでしまう方式です。

NDD方式(A-book)は業者が受けた注文をそのままインターバンク市場に流し、業者は手数料収入を得るといった方式です。

 

前回お話しした通り、DD方式業者(B-book)は相対取引であるため、 レートは業者の思い通りに設定できます。

しかも、なんなら注文を受け付けない事だってで出来てしまいます。

 

 

 

www.paladin-atfx.com

 

 

私も裁量トレードは未だに国内FX業者を使用しておりますが、トレードを行っているとこんな事がよく起こると思います。

あれ?約定価格ずれてる・・・!?  

「今だ!!」と思ったけど、肝心な時に限ってエントリー出来ない!?  

ストップロスされてるようだけど、いつどのタイミングでこんなレートになった?? 

・・・などの経験を何度もされている方は多いのではないでしょうか。

 

 

私も初心者の頃は気づきもしませんでした・・・

www.paladin-atfx.com

 

 

 

 

 

DD方式業者の悪行の数々

 

こういった現象が起こる理由は、主に以下の4つです。

 

 

スリッページ


スリッページはFX取引において約定レートがすべる事を言います。

レートが大きく動いた際に約定したいレートより乖離した価格で約定してしまう現象です。

注文時に許容スリップという項目を見た事あるかと思いますが、それです。

乖離して有利な価格で約定されれば嬉しいですが、そんなことはほとんど無く、基本的に我々トレーダーに不利な価格で約定される事が大半ですね。

 

そしてこの値付を誰がやっているかというと、もちろんFX業者がやっています

レートが急激に変動した際に前述のDD方式を使っています。

顧客に利益が出てしまうとFX業者が損する利益相反の形になりますので、損失回避のためスリッページ幅を大きめに設定したりする事をシステム化している模様。

DD方式業者ならではの必殺技ですね。

 

 

約定拒否


約定拒否とは、そのまんまですが注文を拒否される事です。

こういった現象がFX業者で発生するタイミングは、重大指標などの発表後が多いようです。

例えば、雇用統計やFOMCの発表や、要人発言などでレートが大きく変動するタイミングです。

ありがちなのが、エントリーしたら大きく利益が出そうなチャンスの時や、逆にポジション保有中に大きく逆行してしまい、早く損切りしないと損失が拡大してしまいそうな時とかですかね。

こういう肝心な時に注文が拒否される現象です。

繰り返しになりますが、DD方式業者とトレーダーは利益相反です。

業者はトレーダーが儲かっては困る訳で、トレーダーに損して欲しい、という事ですね。

 

 

レートずらし

 

レートずらしは、その名の通りレートをずらすと言う意味です。

スリッページと似たような雰囲気ですが、少し異なります。

相場急変時などにスリッページが大きくなってしまうのとは別に、レート操作と言う手法をFX業者は行います。

微妙にわからない程度の僅かな幅でインターバンク市場のレート内で少しずらして

トレーダーから少ーーしずつお金を搾取する業者が実はけっこういたりします。

スリッページ、約定拒否などと合わせて、これらは全てDD方式を採用しているからこそ成せる業です。

どんぶり勘定だと気づきにくいですが、意外とジワジワ削られてたりします。

 

 

ストップ狩り

 

最後はこのストップ狩りです。
私も怪しいケースに出くわした事がありますが、もちろん真偽は定かではありません。

当然ですが、こちらからは極めて分かりにくくやってると思うので。

例えばストップロスされちゃってるけどこんなレートのタイミングあったっけ・・・?

ってなるやつです(笑) 

 

なかなか勇気のいる損切りですが、出来ないトレーダーの方は非常に多いと聞きます。

かくいう私も同じで、特に最初の頃は損を確定するのはとても難しかったですね。

そこで、一つの方法としてストップロス注文を入れている方も多いんじゃないでしょうか。

このストップ注文で実際にロスカットされてしまうのは仕方の無い事なんですが、このストップ狩りについては本当に酷いです。

ストップ狩りは大口ヘッジファンドなどが、利益を得るためにストップが集中している価格帯までストップを狩りに行くと言う形で行われる事は良くありますが、DD方式業者が行うストップ狩りはマジで酷いです。

 

FX業者は当然顧客のストップ注文が集中している価格帯を把握してます。

例えばドル円の買いポジションを持っているたくさんの顧客がストップロス注文を108.00円で出している場合です。

そこでインターバンク市場レートが108.02付近まで下落してその後上昇に転じたとします。

通常なら108.00円には到達しなかったのでストップロス注文は本来発動しません。

しかし、ここでFX業者がストップ狩りという行為に出ます。

上記のようなスリッページやレート操作を駆使して、微妙なラインまで来ていたらストップロス注文が発動する108.00円まで一瞬持っていき、顧客のポジションを無理やりロスカットさせてしまいます。

実際のレートはそこまで行かなかったのに、たくさんの顧客が損を確定させられ、利益相反であるFX業者は大儲けとなる訳です。

 

 

まとめ

 

スリッページ、約定拒否、レートずらし、ストップ狩りと4つ紹介させて頂きましたが、国内FX業者のほとんどが行っています。

なかなか悪質ですよね(笑)

この悪質な行為の中で特に顧客が受けるダメージが大きいのは、約定拒否とスリッページですかね。

レートずらし、ストップ狩りもそこそこキツいですけどね・・・(笑)

 

実はまだまだ書きたい事はありますが、長くなってきましたのでこの辺で。

気が向いたら更に掘り下げてみたいと思います。

では、最後まで読んで頂きありがとうございました。