ぱらでぃんのFX自動売買ぶろぐ

株式投資歴15年、FX歴5年の怠け者サラリーマン投資家がどうにかして楽に副収入を得るための検証ブログ。生涯収支140万円のプラス!!・・・だったんですが2020年コロナショックで相次ぐ口座破綻により生涯微益になりました(笑)

金融庁が年金破綻宣言!?年金給付はこれから下がるから各自2000万貯めておけだと?

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どうも、ぱらでぃんです。

 

表題の通り、公的年金の件で気になるニュースを見かけたのでこれまたFPの端くれとして一言物申さねば、という事です。

2000年代に入ってからくらいでしょうか、少子高齢化社会が深刻化してきました。

公的年金についても、以前は支給開始が60歳だったものが、65歳まで段階的に引き上げられてきました。

私の両親は昭和20年代生まれなので、ちょうどこの段階引き上げの途中にいましたが、仕事をしていたのでどうやら65歳まで繰り下げしていたようです。

 

若い世代では、年金制度についてそんなに詳しく無い人ですら「我々の時代になったら大丈夫なのか?」という疑問は抱いていると思います。

しかし、国は小泉政権時代からですが、基本的に「年金は安心、破綻はしない」というスタンスを一貫しており、引き継いだ安倍政権においてもそれは同様でした。

・・・というかむしろ年金安心がより強調されてきたのではないでしょうか。

 

 

 

 

1.年金破綻原因①少子高齢化と伸び続ける平均寿命

 

筆頭はもちろん少子高齢化と伸び続ける平均寿命です。

年金制度は、現段階で既に年金のみで満足な生活を送れるだけの水準を満たしておらず、貯蓄を切り崩しての生活を余儀なくされている世帯もあるという状況です。

今後は更に少子高齢化が進みますので、ますます現役世代の負担が重くなることは目に見えています。

 

昭和の時代には8人の現役世代で1人の高齢者を支えていたものが、平成後期から令和になった現在では、2人の現役世代で1人の高齢者を支えている状況です。

長い目で見ればいずれ逆転してしまいそうですよね・・・

1人の現役が2、3人の高齢者を支えるみたいな。

一体いくら年金保険料や税金取られるんでしょうか・・・

考えただけで恐ろしいですね。

 

 

2.年金破綻原因②平均年収低下と社会保険料の増加

 

続いてこちらです。

私もサラリーマンなので、この問題は身をもって感じています。

一応、基本給は僅かではあるものの毎年上がっていますが、手取りとなると全く増えていないどころか減っています(なんでや?怒)

 

それ以前にですが、私に限らずサラリーマンの平均年収は上がるどころか下がっています。

そう言われてみれば確かに、私の父が現役バリバリだった頃と今の私、あまり変わっていません。

下手したら少ないのでは・・・?

そして、例によって少子高齢化の影響で、年金や医療費などの負担増でサラリーマンの社会保険料負担も年々増加しています。

昭和末期から平成初期では、8~9%程度の負担だったものが、現在では上限と言われている18.3%です。

上限とは言っていますが、今後の状況を考えると更に増えていく事も想像出来ますが、それでも当然の事ながらいつか限界が来ます。

ほとんど増えない給料の、例えば半分とか持っていかれたらさすがに高齢者以前に現役の我々の生活が破綻しますからね。

限界を迎えた後は年金の財源が確保出来ませんので、支給額を減らす、支給開始をめちゃ遅らせるなどするしか無くなると思われます。

 

 

3.年金破綻するから2000万貯めておけと言ってます

 

5年に1度行われる公的年金の「財政検証」の結果が今月公表される予定です。
しかし、ネット上やSNSでは年金制度、政府に対する不満が噴出しております。
どうやら発端は、金融庁の金融審議会(市場ワーキング・グループ)がまとめた「高齢社会における資産形成・管理」報告書(案)のようです。
老後の生活を営んでいくための「資産寿命」をいかに延ばすかをまとめたもので、ザックリ言うと、「年金だけでは満足な生活水準に届かない可能性がある」という事で「老後は年金だけに頼らず自助努力しろ」としゃあしゃあと言ってます。

 

この報告書では、「平均的な高齢夫婦の無職世帯では毎月の赤字額は約5万円」という事で、その後20~30年生活する場合は不足額が約1300~2000万円になると計算されています。その上で、現役時代から投資などで資産運用を行う事が望ましいなどと言っているようです。

老後に職に就かず、健康的で趣味娯楽などもそこそこに、みたいな一般的且つ平均的な生活を送るには公的年金だけでは毎月5万円くらい足りませんよ、という事ですね。

すると単純計算で1年間で約60万、20年にすると1200万、30年だと1800万、このくらいは切り崩していく原資が必要になると言いたい訳です。

もちろん更に長生きする場合には、それに応じて必要額が多くなりますね。

 

さて、2000万などと軽く言ってくれてますが、安月給の我々が現実にこの金額を貯めるのは至難の業で、現在のごく普通の世帯ではこれだけの貯蓄はなかなか出来ない状況です。

ネットなどでも年代別の金融資産の平均額といった記事をたまに見かけますが、50代~60代でも2000万には届いていません。

また、同年代なので良く気にして見ている30~40代については貯蓄無し若しくは100万以下世帯が3割程度あり、平均値でも1000万以下、中央値となると200万程度です。

しかもこの年代で子供有りの夫婦を想定すると、住宅ローンを抱えていたり、これから莫大な教育資金が必要となるケースが多く、余程の高収入でないと60歳までに2000万貯蓄は現実的ではありません。

 

 

4.資産運用で年金不足分を補う

 

年金が足りなくなるから若い頃から資産運用などして貯めておいてね。

 

いや、急にそんなこと言われても・・・・

 

ってなる人が大半だと思います。

私はしょぼいですが一応、投資家を名乗ってますので、投資はかなり身近ですし年金や退職金が満足に貰えないであろう事は見越してポートフォリオを組んでいます。

 

しかしながら!

 

www.paladin-atfx.com

 

 

当ブログ初期の頃の記事ですが、この記事内で語ってます通り日本人は投資苦手、投資嫌い(?)です。

私の友人や知り合いでガチで投資の話を出来る人は1人もいません。

(友達が少ないというのは置いといて・・・)

記事内でも触れてますが、日本人の有価証券等の保有率は非常に低いです。

しかも、一部の富裕層に偏っている事を考えると、年金破綻の煽りを真っ向から受ける一般的な人々の比率は相当に低いと思われます。

 

資産運用は福利で運用する事で資産が増えていくというメリットがあるので、若い頃から始めた方が間違いなく有利です。

学校では教えてくれませんが、しっかりとした金融知識を身に着け、資産形成、自己防衛を行っていく必要があると思います。

 

 

5.まとめ

 

以前から漠然と疑問を抱いていた年金問題について語ってしまいました。

少子高齢化が進み正直な話し、年金支給という観点では若いほどリスクが高いといった状況になりつつあります。

今後、もっと厳しくなるでしょうし。

まあ、未来の事は誰にも分かりませんが、少子化、高齢化は紛れもない事実ですし今後大逆転が起こるというのもなかなか考えにくい状況です。

 

我々の親世代では考えなくて良かった事、考えもしなかった事を我々は自分で考えていかなくてはいけない、そういう時代になってしまいました。

若いうちから準備して計画していく事で、豊かな老後を送れるように頑張っていくしかないと思います。

 

かなり厳しく、ちょっと憂鬱な話になってしまいましたが将来の自分のために頑張りましょう!