【FX初心者】FXって何??意外と知らない人って多いんですね・・・
どうも、ぱらでぃんです。
本日はいきなりFXとはなんなのか?
という超初心者向けといいますか、入門者向け・・・といいますか、FXを知らない人向けの記事を書いてみます。
当サイトを定期的に閲覧して頂いている方々にはかなり退屈な内容となりますので、どうぞ読み飛ばして下さい。
何故急にこんな記事を書いているかというと、先日会社の後輩から投資について尋ねられました。
彼は現在32歳、私の会社に転職してきて3年目になります。
仕事の合間や休憩時間に良く雑談するんですが、内容は業務関連であったりプライベート、趣味の話など色々ありますが、私の会社は9月末が決算で時期的に会社の状況や給料、ボーナスなどお金の話題になりました。
最近は特に年金不足問題が騒がれていますが、私や彼のように年金受給開始までまだ30年前後あるような世代では不安は募る一方です。
政府も副業や個人での投資を推奨しているほどなので、彼のような今まで投資のとの字も考えた事がないような人でも気にせざるを得ないのかなと思いました。
私は、現在はFXをメインとして運用していますが、一応株や投資信託なども保有していますのでその辺のさわりの話をしました。
すると「FXっていうのは何ですか?」と聞かれました。
私がFXをやっている事自体は何度か話の中で出ていましたので知っていたはずですが、その内容に関してはどうやら全く知らなかったようで、また興味も無かったのだと思いました。
また、更に別の人の話ですが、これは私がFXを始めたばかりの2~3年前にFX関連の入門書を読んで勉強していた頃の事です。
たまたま家に遊びに来た同僚がその本を見て「FXなんて始めたの?」と聞くので、ある程度はFXの事を知っているのかなと思いきや、その後の会話では「それで外貨預金ってどうなの?」、「外貨預金ってよく知らないんだよね」と、あからさまに外貨預金と混同している事が分かりましたので、軽く違いを説明しました。
そしてその同僚と最近電話で話す機会があり、「最近投資の方はどう?」と聞かれたので、「最近は株取引はほとんどやってなくてFXがメインだよ」と答えたところ、「外貨預金は何の通貨買ってるの?」という驚きの返しが・・・
以前に違いを説明し、且つ直前に私の口から「FX」というワードを出しているにも関わらずです。
経験が無い、興味が無い人からすればこの程度の認識なんだな、と改めて気づきました。
株式投資はおそらく投資に興味が無くても何となくは知っている方が多いと思いますが、やはりといいますか案の定といいますか、FXについては意外と浸透していない事を再認識しました。
FXとは
FXとは、正式名称を外国為替証拠金取引と言いまして、英語で言うと『Foreign Exchange』、略してFXという訳ですね。
そしてFXとは何をするものかというと、異なる通貨の売買のことで、円はもちろんドルやユーロ、ポンドなどの通貨そのものを買ったり売ったりする取引です。
FXはこの通貨のうち、基本的に2つの通貨での取引を行います。
日本円でドルを買う場合は「ドル買い」と「円売り」ということになります。
1ドル何円というレートに従って自分の円を売り、ドルと交換するという訳です。
他にも、ユーロでイギリスのポンドを買ったり(この場合ユーロを売る)、ドルでユーロを買ったり(ドルを売る)などのように、日本円が絡まない通貨の売買を行う事も出来ます。
テレビのニュースなどで「今日の為替相場は、1ドルあたり108円20銭で取引されています」とか良く聞くと思いますが、これが通貨の価値の事です。
そしてこれを日本円と米ドルを交換するときの「交換レート」と言います。
通貨の価値は常に変動していて、FXではこのレートが変動する動きを利用して利益を出すものです。
ではどのように利益を出すのか簡単な例を出しますと・・・
例えば1ドル=100円の時にドルを1ドルだけ買い、その後しばらくして1ドル=110円になった時に売ったとすれば、その差額「10円の利益」になります。
但し、FXの場合1ドルなどの単位では売買出来ず、1万ドルや1000ドル単位が一般的です。(証券会社や取引口座により異なります)
なので、上記の例で仮に100万円分のドル(1万ドル)を買っていたとすれば、利益は「10万円」になります。
このようにドルが上昇した場合、多くのドルを買えば買うほど利益が出ます。
もちろんその逆もあります。
FXの魅力「レバレッジ」
ここまで読んで頂いて気づいた事があるかと思いますが、1000ドルとか1万ドル単位でしか取引出来ないの?そんな金ないよ・・・って事になると思います。
ここで登場するのが、FXの魅力の一つであるレバレッジです。
投資はより大きな利益を出すためには多くの資金が必要になると思います。
しかし、手元に大金がなくてもFXではこのレバレッジがかけられるため「手元の資金以上のお金」で取引することが可能です。
- レバレッジとは、レバー(lever)が由来で、「テコの原理」のことです
「テコの原理」は小さい力で大きな力を生み出すのに役立ちますが、FXのレバレッジもこのような意味合いをもちます。
このレバレッジにより少ない資金で大きな投資が可能となり、その分リスクを負いますが大きな利益をあげる事が出来るのがFXの最大の特徴です。
例えば10万円の資金でFXを開始するとします。
これにレバレッジを25倍かけると、資金10万円×レバレッジ25倍で、250万円分のFX取引が出来る事になります。
1ドル100円の場合ですと、25000ドルまで買える事になります。
しかし、このようにレバレッジ上限ギリギリまで取引してしまうと予想と逆に値動きした場合に大きく損をしてしまう事もありますので、レバレッジには余裕を持った取引が必要です。
こちらの記事でハイレバレッジについて触れています。
レバレッジはFXの最大の魅力であると同時に大きいリスクも伴います。
特に初心者のうちは少額から、低レバレッジでの運用を心掛ける必要があります。
FXと外貨預金の違い
私の同僚があまりにも混同していたので、簡単に違いを説明します。
FXと外貨預金は、同じ為替(外国通貨)を取引対象としている点で非常に似ていますが全く異なる性格を有しています。
外貨預金とは、まさにその名の通りですが「外国の通貨で預金をすること」をいいます。
預金は皆さんもやられているかと思いますが、日本の通貨である円で銀行に預金を行っているケースが大半かと思います。
しかし現在は日銀の低金利政策により円で預金を行っても金利が殆ど付かない状況です。
定期預金にしても金利が0.1%以下では、一昔前のような金利収入は全く期待できません。
しかし海外では、日本程の低金利国は殆どありませんので、外国の通貨で預金を行う外貨預金を行えば円預金では殆ど付かない金利収入を得ることができます。
また解約時に円に換金する際に、円安になっていれば為替差益を得る事ができます。
外貨預金とはその名の通り、預金です、預けるものです。
これに対しFXにも金利収入に該当するスワップポイントがありますが、FXはどちらかと言うとトレードを行い売買益を得るスタイルの方が一般的です。
更に細かいところでは、手数料が雲泥の差で外貨預金はFXに比べかなり高いとか、外貨預金には前述のレバレッジという概念が無いなど違いは多岐に渡りますが、大まかにはこのような違いがあり、基本的には別物です。
FXのリスクとデメリット
FXは投資ですので当然リスクもあります。
最も怖いのは、先ほど触れたレバレッジにより自分の資金以上の金額で取引出来るので、一見効率的に稼げそうですが損失のリスクも同じだけ大きくなります。
例えば100万円で初めても、ハイレバレッジで失敗すればすぐに10~20万円損してしまう事もありますし、最悪資金を全て失ってしまう場合もあります。
レバレッジが25倍ですと、資金の25倍分の取引が出来るので利益が25倍になりますが、損失も25倍となるリスクを背負っているという事です。
レバレッジをかけての取引は3倍よりも5倍、5倍よりも10倍の方が当然リスクは大きくなります。
日本のFX業者のレバレッジは最大25倍ですが、ギリギリまでレバレッジをかけると資金の維持率もギリギリになってしまいます。
このような取引をしていると、少しでも予想と逆の方向に為替レートが変動しただけで強制ロスカットされてしまい、取引ができなくなってしまう場合もあります。
- 含み損が拡大し、口座に入金している資金(証拠金額)が証券会社の設定する一定ラインを下回ると、FX会社が強制的に全ての取引を決済する事です。
これは全ての証券会社に適用されていると思いますが、損失が拡大を続け我々顧客の資金がゼロになる(またはそれを超えてマイナスになる)のを防ぐための措置です。
証拠金5000円という少額、ハイレバレッジで強制ロスカットになった記事がこちら。
他にも、FXには様々なリスクがあります。
しかし、このようなリスクを事前に知ることで失敗する可能性を低く抑えることができます。
現在勝っているトレーダーの方々も例外無く様々な失敗を繰り返した後に成功を手にしています。
もちろん私もたくさんの失敗を繰り返してきましたし、現在進行形でやらかしてしまう事も多いです。
失敗の数々はこちらの記事で・・・
失敗の末に逆ギレ的に書いた記事がこちら(笑)
もちろん自動売買でもやらかしています。